
インドネシアからの刺客
アレクサンドルクリストフ。
おそらくこのブランドを知ってる日本人はほとんどいないだろう
中国資本のインドネシア企業がアレクサンドルクリストフでインドネシア最大の腕時計ブランド。
自社でムーブメントを作る技術はなくエボーシュ供給に頼る。
しかしその供給元がムーブメント万国博覧会と言わんばかりに多岐に渡っており、スイスのETA(今はない)、ロンダ、ESA(潰れたw)、日本のセイコーインスツルメンツ、セイコーエプソン、シチズンミヨタ、中国のシーガルなどなどw
このアレクサンドルクリストフの社長がなかなか変わり者でまず腕時計のデザインを考えてからそれに合うムーブメントを探すというなかなかアレな腕時計製作をしているため、ESAみたいな全く使い物にならないガラクタムーブメントを搭載して腕時計として成り立たない製品を市場に送り込んだりするトンガリっぷりを見せる。
ちなみにブランド名の読み方が複数ありアレキサンダークリスティーとかアレクサンダークリスティー、アレクサンドルクリスティー、などめちゃくちゃ呼び方があるが自分はなんかオシャレなアレクサンドルクリストフと呼んでいる。
今回紹介する6283MCはガチンコのパイロットウォッチでインドネシアの航空会社などで使われていたらしい。
ムーブメントはシチズンミヨタのJS54
ミヨタのクォーツクロノグラフムーブメントJSシリーズは廉価版で、上位にOSシリーズが存在。
JSを使っているあたりインドネシアがまだまだ腕時計後進国であることが分かる。
ここ最近は割と大人しいデザインが多いのだがブランド発足時はマジでぶっ飛んだデザインの物が多く面白かった。
日本には正式に輸入はされておらずたまに個人輸入みたいな感じで楽天とかに出ることがあるが全く知名度がないので全然売れないw
でも自分は好きなブランドで色んな時計を所有してるの。
多分日本で最もアレクサンドルクリストフの腕時計を所有する男じゃないかと思うw
下手すると日本で唯一アレクサンドルクリストフを所有する男かもしれないw
コメント
普通は「ムーブメントありき」でケースやデザインを考えるのに、逆に「デザイン先行」であとから無理やりムーブメントを押し込むあたりが、もはやアートの域というか狂気じみてて最高です(笑)。ESAみたいな“伝説級のポンコツ”まで採用しちゃうあたり、社長のトンガリっぷりは本物ですね。
@小林180
本当に面白いブランドなんですよw
腕時計後進国インドネシアのブランドとあり今後も日本に入ってくることはなさそうですがねw
値段はいくらくらいなのですか?
@GMT-Master10
こいつは当時日本円で4万ちょいぐらいだったようです。
今は止めてしまいましたが当時はシチズンが委託生産をしていて質は悪くないです。
今は多分中国に生産を丸投げしてると思われます。