

もはや幻のセイコークォーツ5
セイコー5といえばセイコーの低価格の機械式腕時計入門機として色んな人に愛されている存在。
しかし1980年代初頭、アジアなどの腕時計後進国で短期間だけ流通した幻のセイコー5がセイコークォーツ5。
日本では機械式腕時計が壊滅状態となりクォーツばかりになった頃アジアなどでは電池供給の問題などから電池のいらない機械式腕時計が重宝されセイコー5のメインマーケットはアジアなどの腕時計後進国になっておりかなりの普及率を誇っていた。
が、1980年代になるとクォーツ腕時計が低価格で売られるようになり電池供給の問題などが残ってはいたが次第にクォーツ腕時計がアジアでも普及し始める。
そんななか絶大なネームバリューを誇っていたセイコー5の名前を使うセイコークォーツ5が発売。
もはやセイコー5の5つの要素など形骸化してしまったが単なるペットネームとして使用されることになる。
そのためセイコー5の特徴の一つデイデイトも付いていたり付いていなかったりとカオスな状況になり機械式とは全く関連性のないセイコー5が続々登場。
しかしアジアには未だ電池の入手のしづらさが残っており思ったように普及せず結局機械式セイコー5が売れ続ける事になった。
そのためわずか数年で販売終了。
金型はセイコークォーツSQと名前を替えて海外市場で流通する。
セイコークォーツ5は流通量が少ない上に日本でも売られなかった為幻の存在となる。
ちなみにどさくさに紛れてセイコー5の偽物としてクォーツを仕込んだモデルが大量に市場に流通してしまいセイコークォーツ5も一時期偽物扱いされる不遇の時代もあった。
最近はレアさに気づいたマニアによって中古価格が急上昇してるが数年前までレアなのに安いと言う微妙な存在だった。
流通しなかった日本ではこんなのあったの!?と自慢できるモデルだったりするw
自分は日本国内のヤフオクやフリマアプリを探しまくり流通しているセイコークォーツ5を片っ端から捕獲したw
最近は探してないからもしかすると流通しているかも?
見つけたら抑えておいて損はないレア物だが前述した通り偽物も大量に出回っているので注意が必要。
6時位置にジャパンメイドとかメイドインジャパンとかデカ目の文字で書かれているのはほぼ偽物w
ビンテージセイコーの様に型番が6時位置に書かれているものは本物の可能性が高い。
などと大した役に立たないアドバイスをして締めとするw
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